花と音楽のある暮らし

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2009年4月5日日曜日

09.04.05 パナソニック ヒルクライム in 伊吹山

09.04.05伊吹山ヒルクライム

ついに4月5日 待望のパナソニック ヒルクライム in 伊吹山。
思えばちょうど1年前、まだロードバイクが届く前に「伊吹山を登る人ってどんな人達なんだろう」と、会場入口まで見に来て、カラフルなウェアに身を包み颯爽と下ってくるのを羨望のまなざしで見たものだ。

あれから1年、無謀にもヒルクライムにエントリーしてしまった。
怪我の方はこの日に照準を合わせて、リハビリ、ストレッチに励んだおかげで痛みは消えたものの筋力が養われたわけではない。本当に上れるのか?

自己PRに書いた言葉「初ヒルクライムです。ぜひ完走して達成感と、すばらしい眺望を味わいたい」

幸い長期予報は雨だったにもかかわらず、少しずつ前倒しになって前日午後が雨。当日は曇りのち晴れの天気。
上ることさえ出来ればすばらしい眺望は間違いない。問題は上れるかどうかだ。


駐車場におびただしい車が止まっている。すでにローラーをセットしてウォーミングアップの準備をしている人たちも大勢いる。



受付を覗いてみると、名簿と計測チップが置いてある。タイム測定をする大会に参加するのは初めてだ。
ACAの先輩たちも来ている。





召集場所で待機。
まもなく11時13分、ロードE3組いよいよスタートだ。




最初はあせらず、ゆっくり目に入る。
少し前を同じカテゴリーの、明らかに私より高齢の人たちがいるのだが、全然追いつけない。
我慢して付いていく。

3km すでに息が上がってしまった。こんなことでは到底頂上まで行けない。どこで諦めるのか。
しかし、こんな所でリタイヤでは笑いものだ。せめて5kmまでは行かなければ。
立ち止まる人や歩き出す人は一人も見かけない。せめて仲間を見つけてからでなくては足を着くわけにはいかない。
そういえば筧五郎さんのアドバイスに「8km過ぎれば道が安定してきます」と書いてあったな。それまでの辛抱。
自分で自分をなだめすかしつつ、わずかずつ上って行く。

12km地点でついに力尽きて休憩。水を飲みビスケットを食い屈伸運動。
去年ならここがゴールだったのになあ。
パナソニックの係員が声を掛けてくれる。「あと5kmです。がんばってください。」

「よーし、あと5km なんとしても頂上へ行くぞ。」
走り出しは足も幾分軽くなる。・・・と思うのも束の間。すぐにいっぱいいっぱいになる。
風も出てきた。いつも苦しいときに向かい風が吹くんだよな。

P係員「あと4kmです。ガンバレー」
私「まだ4kmもあるのかー」
P係員「ここまで来たら最後のがんばりです。」
ゆっくり走っているからこんな会話も交わせてしまう。

あと500mの表示で、時計を見る。13時まであとわずかしかない。
13時過ぎるとDNFになってしまうかも。
本当に最後のふんばり。

ゴール付近で見知らぬ人たちも応援してくれている。
なんとかゴール。しかも13時前だ。

一応完走。そして澄み切った青空と眼下に青い山脈。目標達成!


一斉下山の最後のところで全員足止め。実業団が上ってくる。
団体ですごいスピードで上って行く。きびきびした動きが見惚れるほど美しい。
また良いものをひとつ見てしまった。

最後に完走賞

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