花と音楽のある暮らし

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2010年1月10日日曜日

10.01.10 猫のこと

朝から快晴で暖かく、絶好のサイクリング日和になると思ったのだが・・・。
19年半一緒に過ごしてきた猫が、どうも元気がなく、もういよいよダメかなという感じだったので、仕事ならともかく、一人でサイクリングに出掛ける訳にも行かず、家で本読みをしていた。

例のACA忘年会の帰りに見つけた伊藤礼さんの「自転車ぎこぎこ」だ。
後半には「早春遠州三河自転車膝栗毛」と題して、渥美半島や篠島、知多半島を走ったり宿泊した顛末が、その文芸に対する知識の深さと共に描かれているし、名鉄熱田神宮駅の駅ビルで味噌カツを食べた話なんかが展開されて面白い。

75歳になる伊藤礼さんは、今やスポーツバイクを7台所有されて、行き先や状況に応じて使い分けているようなのだが、この本の中では最近購入した、輪行に便利な20インチのダホン・ミューXXV(35万円もするやつ)がお気に入りのようだ。


結局、我輩の猫は昼過ぎに天国に召された。
家人と二人で尾張北部聖苑へ連れて行って火葬してもらった。
犬・猫の窯は人間とは別に裏側に付随していて、係員が扉を開けて招き入れてくれたので、箱を床に置いて数珠を取り出し、般若心経を唱えようとしたら、
「じゃあ、後はやっておきますから」
と言って、出口の方に手を差し出す。
これでお帰りくださいという合図だ。
犬・猫は「処分してやる」といった感じなんだ。

まあこんなところで腹を立ててもしょうがないから引き下がる。
小さな猫1匹だけじゃ効率が悪いから、5匹くらい集まったら一緒に火葬するのかな?


19年半と言うのは人間の年に換算すると95歳くらいらしい。
寿命が尽きて苦しみもせず、静かに老衰で息を引き取ったのだから幸せな死に方と言えるだろう。

この家で飼われて幸せだったと思ってくれたら嬉しいね。

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