花と音楽のある暮らし

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2010年4月18日日曜日

10.04.18 ロングライド三河湾一周

10.04.18三河湾一周

予定では5:32柏森駅出発、河和駅6:55着の輪行。そこから12.5km走って師崎フェリー埠頭まで。ちょうど良いウォーミングアップになるはずだった。

日曜日の早朝とあって電車は空いている。好きな場所に座れるので角の席を確保して、パイプに輪行袋のベルトをくくりつけ、寝不足を少しでも解消しようと眠りにつく。

―――腰が痛い。背骨を垂直にしている時はまだしも、少しずれるとギクッと痛みが走る。上半身を回したり、前後に移動すると、ある位置でギクッと痛い。ぎっくり腰の軽めのやつ。元はといえば伊吹山ヒルクライムの疲労が抜けていなかったんだろう。

うとうとしながら、何度もギクッ!で起こされた。
河和で降りたら12.5km走って、今日のロングライドに出場できるのか様子を見よう。無理そうならフェリーを見送って同じ道を帰ろう。

そう思っていたのに、河和駅に近づくと「師崎方面へはバスをご利用ください」とアナウンスがあった。
なるほど、駅の前にバスが止まっている。さすがに名鉄電車→バス。うまく連携している。間もなく出発するようだ。

師崎港行きバス


誘われるままバスに乗り込む。客は釣り道具を持ったおじさんと二人だけ。
これなら輪行袋も大丈夫だ。
楽した分、自転車に乗れるかどうかのテストは出来なくなってしまった。
せっかくここまで来たからにはスタートラインに立とう。
輪行袋は持っている。蒲郡あたりまでがんばって、あとは電車で帰ってもいい。


伊良湖スタート


9:45伊良湖スタート。
先頭集団はすごい勢いですっ飛んでいく。
半ば以降の我々は順番を待ってゆったりと出る。
目の前にいるミシガンさんが果敢に前を窺っている。
自分は、自転車に乗れないかもしれないと思っていたのに、この姿勢は大丈夫そうだ。別にどこも痛くない。行ける所まで行ってみよう。


ミシガンさんは前へ前へ追い越していく。右側は車が来るのでなかなか追い越しは難しい。ミシガンさんとは随分離れてしまった。
更に、赤信号で止まると、前の集団は先に行ってしまった。
仕方ないよね。安全第一。前の集団も、その先の信号で止まるかもしれないし。

青信号と同時に元気良く飛び出す。徐々に集団を捕らえればいい。集団が見えてきた。少しずつ近づく。するとまたしても信号。前の集団はらくらく通り過ぎる。
そして信号は赤。
タイミングの悪い時はいつもこうだ。走っても走っても赤信号。
何度か繰り返しているうちに、左足にちょっと力を入れたとたん、足が攣ってしまった。
歩道に逃れて足をもんでいると隊列が差し掛かった。
けいたろうとうさんが「山田さんどうしたの」と声をかけて通り過ぎていく。

足はカチカチのままだが自転車には乗れた。ペダルも回せる。
また信号がちょうど赤になったところで歩道に入りウィンドブレーカーを脱いだ。
六○ファイターさんが車道を走っていく。緩い下りの途中で六○ファイターさんがスピードをゆるめた。
お先に!
ウィンドブレーカーを脱いで、ジロ・デ・イタリアのピンクのジャージで身も心も軽くなって前を追う。

23号に入るところで追いついた。けいたろうとうさんやMorimo10さんたちのグループ。これは心強い。
しかし、23号の側道は工事中で、右へ左へ振られ、ついに舗装のないダート道。本当にこんな道を通るんだろうか。もしこの集団に追いつかず一人で走っていたら、こんな道じゃないと、違う方向へ走り出していたに違いない。


集団で階段を上り下り、豊川橋の仮設の歩道を恐る恐る走る。
三河三谷のコンビニで小休止。おにぎりや水の補給。ついでにトイレもすます。
ここまでまだ56km。しっかり体勢を整えて後半に備えなければ。


このあとちょっとしたアップダウンが始まる。ちょっとした坂でもロングライドの時はきついんだよね。足を使っちゃってるから。

下りた後はほとんどフラットなはずなのに、相変わらず向かい風が強く、なかなか進まない。
探訪あいちでも何度か走った道。矢作川大橋を越えたら間もなくというか、ようやく衣浦トンネルだ。
12階降りて、海底を半田側に渡り、また12階上っていく。

半田市役所手前の信号でSPEEDの派手なジャージの人に会った。Sengaサイクルさんのグループの人だ。道も良く知っているようだ。後につかせてもらった。
しばらく行くと前の人に追いついてつまってしまった。これ以上スピードを上げる気はないらしい。SPEEDさんも後についたままになってしまった。
もう少しスピードを上げたいのだが、かといって一人で飛び出すのは不安。
SPEEDさんに「もう2~3kmスピードを上げてってもらえませんか」と厚かましくもお願いをすると、きっちり28km/hで牽いてくれた。しかもクロスバイクで。これが天の恵だった。

矢梨から最後のアップダウン。
特にダウンは気持ち良い。ゴールまで一気に駆け抜ける。

終盤ずっと牽いてもらったSPEEDさんと


ゴールではスタッフが温かく迎えてくれる。
自分でタイムを記入。15時17分。
風がきつかったけど、終わってみれば楽しかったなあ。
足はカチカチのままだけど、ぎっくり腰やヘルニアは爆発を免れた。
別れを惜しみながら、ひとり内海駅へ向かう。

豊浜から内海までは12kmの平坦地。
念のためNuviを入れる。
河和から矢梨までの道のような渋滞はなく快適。
山海の交差点で右折するよう指示が出る。近道があったのか。
入っていったらどんどん坂がきつくなる。全く山の中に入り込んでしまった。
山海から内海への近道

Nuviはほんのちょっと近道をするために、平均斜度10%以上の道を選んで遊んでくれた。
足も限界。

今日も一日楽しませてくれた自転車を袋に詰めて階段を登ると、ちょうど発車しようとしている電車に乗れた。
座ると腰痛がぶり返す。
電車は速い。常に80km/h以上で走っていく。しかしそれでも時間は掛かる。

6:20柏森駅の薄暮

柏森駅着6:20。
いつのまにか陽が長くなっていて、外は美しい薄暮。
これから本当にサイクリングの季節だ。
腰痛を早く克服しなくちゃ。

2 件のコメント:

  1. いつもながら臨場感あふれるブログですねぇ。腰痛であのタイムだったんですか? 恐るべし。
    春の作手高原ライドには来られますか?

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  2. 腰痛は鍼灸院のおかげで、ほぼ治りました。
    春の作手高原は爽やかに楽しく走りましょう。

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