花と音楽のある暮らし

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2010年7月10日土曜日

10.07.10 相撲部屋と臥龍の松

10.07.10 相撲部屋と臥龍の松



梅雨の最中、久しぶりに晴れて、これまた膝を痛めていたFさんの久々の担当サイクリングということで、日進市役所駐車場まで輪行で出掛けた。

輪行もいいけど日進まで行くには上小田井から豊田行きの地下鉄に乗り換えなければならない。
地下鉄は全駅停車するので時間は掛かるし、退屈この上ない。
自転車を置ける端の席に座れたのは良いが、停車するたびに「何だかなぁ」という思いに捉われる。



集合場所には早めに到着したと思ったが、すでに大勢集まってきている。
ガッキーさんもしばらくぶりのような気がするし、S山さんやテラさんも然り。
ピナレロレロ大矢さんやオレンジ大好きクプさんはそんなに長いこと会わなかった訳でもないと思うが、何しろ6月のイベントはほとんど雨にたたられたり、都合がつかなかったりしたので、どっちにしろ皆久しぶりだ。赤いランドナーさんやピンクのルイガノさんも。


花籠部屋、松ヶ根部屋(若島津、高田みずえ)、鳴門部屋(稀勢の里、若の里)など相撲部屋の朝稽古と、妙仙寺の樹齢400年の臥龍の松を見て回るお寺巡り。
その間に長久手古戦場見学とタイカレーの昼食。
最後は愛知牧場のジェラートなど乳製品のデザート。
の予定。




花籠部屋に近づくと気合の入った声が響いている。
土俵の上で若い者が稽古をつけてもらっている。
倒されても、転がされても、砂だらけの身体を起こして向かっていく。
とうに力尽きているのに気力だけで起き上がっているようだ。
こうして「心・技・体」を鍛え上げていくのだろう。
ただ、時津風部屋で起きた暴行死事件のようにエスカレートしないよう、どこかでリミッターをかけることも必要だ。
今、揺れにゆれている相撲界。
ただのスポーツ以上の、伝統ある国技であるというなら、全員が襟を正して真摯に取り組みなおさなければいけないだろう。




松ヶ根部屋に10時に到着。ちょうど稽古を終えて休憩したり片付けたりしているところだった。
稽古は早朝から始まって10時には終わるスケジュールになっているのだろう。
ここの親方は細身の二枚目で知られた元若島津、おカミさんは元アイドル歌手の高田みずえだが、姿を見ることは出来なかった。


3ヶ所目の鳴門部屋は、今後の相撲界を背負ってたつと言われて久しい「稀勢の里」の所属する部屋だそうだ。


ところが残念なことに後方で走っていた人が落車事故を起こして、救急車で運ばれたという連絡が入ったので、他の人は先へと進んでもらうことにして、数名で事故現場に戻った。
緩い下り坂で、危険が潜んでいそうな場所にも見えないが、事故というのはどんなところにも入り込んでくる。





鎖骨骨折をしたらしい事と自転車のハンドルやサドルの傷み具合から、単独事故にしては激しく転倒した様子がうかがえる。
初参加の人だが、幸いにも地元の人なので、本人や家族の人にも連絡がつき、自転車を回収してもらったところで先発隊と合流するべく連絡を取る。
結局途中は全部パスして、愛知牧場で待つことにした。




愛知牧場ではジェラートやバーベキュー目当ての人たちで賑わっている。
我々はバーベキューハウスで、牛丼やそばを注文。
屋外では陽射しの中で親子連れが楽しそうにバーベキューの煙を上げている。

食事を終えてジェーラートを食べているところに皆合流してきた。
いつもは泡の出るのが好きなガッキーさんも今日は珍しく牛乳を飲んでいる。
やっと健康志向に目覚めたのだろうか。


そんなこんなで今日の走行距離は40kmにも満たなかった。

柏森駅で再び自転車を組み立てていると、おじさんが寄ってきた。
「輪行ですか。わたしも自転車が好きで、週末に20km~30km乗ってます。
輪行用にダホーンの小径車を買ったんだけど、北海道に行って峠越えをしている時に、20%もあろうかという坂に、若い人が上っていくので、一緒になって頑張りすぎて背中を痛めてしまい、今はあまり乗れないでいる」

いろんなところに自転車の好きな人。好きだけど乗れない人。怪我をした人。
たくさんいますね。

頑張るところは頑張って、でも、あくまで趣味や道楽の世界なんだから、なるべく長く、楽しく走れるよう心掛けよう。

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