花と音楽のある暮らし

花と音楽のある暮らし

2011年3月13日日曜日

11.03.13庭田公園~養老の滝めぐり

11.03.13庭田公園~養老の滝

巨大震災のあと、今後の成り行きも分からない状態で、他人の不幸を別物として遊び呆けて良いものかどうか、参加すべきかどうか。
だいたい、本当に開催されるのかどうか。

決行かどうか確認しようと、幹事さんのケイタイに電話したがつながらない。
夜になって掲示板を見ると、電ちゃんからの投稿があって、開催を確信した。

4℃~17℃のポカポカ陽気という予報。
これならシューズカバー不要。春らしいジャージに指ありのメッシュの手袋。
朝晩のために一応ウィンドブレーカーは着ていく。

しかし6:15出発すると、まず指先が冷える。
両手をこすりたい気分。
次いで足指。シモヤケになりそうな感覚。
靴の中で指を曲げたり伸ばしたりして血行を促す。


立田大橋の途中から駐車場に青い車が停っているのが見える。
GTO北條さんに違いない。

青いジャイアンさん、morimo10さんも自走で来た。
しだいに皆集まってくる。


コース案内の後、電ちゃんからも業務連絡。
「この災害にまず哀悼の気持ちを持って、後ろめたさを感じつつサイクリングを楽しみましょう。
愛知県サイクリング協会としても、義援金参加システムを構築していきましょう」という主旨の挨拶があり、集合写真を撮って、出発。


長良川のサイクリングコースを抜けて、駒野のコンビニで小休止。
ここでそれぞれ水分やエネルギーを補充して、二之瀬に備えてウィンドブレーカーを脱いだりしている。

しかし、まだ時間的に早いことと、朝、あれほど寒かったことや、二之瀬にはついこの間まで雪が残っていたことを考え合わせれば、ウィンドブレーカーはそのまま身に着けておいても大丈夫だろう。

S山田さんとちょっと話ができた。
やはりこの辺りはホームグラウンドだそうだ。
練習としては(1日に!?)5回二之瀬に上るとか。
フー。
さすが、乗鞍エコー・スカイラインのダブルヘッダーを2日間やろうという人だ。


前方からスタートすると、途中抜かれてばかりではモチベーションが下がってしまうので後方からスタートした。

菰野のカンさんがギヤの選定で迷っているのか、もたついている脇を通り過ぎた。
その前のグループに追いつこうと頑張ってみるのだが逆に間隔が広がっていく。
どんどん熱がこもって熱くなってくる。
ウィンドブレーカーを脱ぎたいが、坂道の途中ではそれも出来ない。
緑区のスギムラさんと桑名のI藤さんをかわすと、前にGo4さんがいた。

何とかこの人についていきたいが、無理は禁物。まだこの先長い。
深い谷、大きく曲がり込むカーブ。

親子連れが前にいる。子どもを励ましながら上っていく。
近づいたと見えてまた離されている。
離されたと見えてまた近づく。

Minouraのジャージの一団が次々と追い越していく。

親子連れを一度追い抜いた。
子どもは中学生くらいか。ひょっとしたら女の子かも知れない。

だんだん足が疲れて、ついにインナー・ローへ。
こうなるとGo4さんに離されていく。
カーブで振り返ると緑区のスギムラさんと菰野のカンさんも近づいてくる。
リヤギヤを24に戻す。

「もうそこが最後のカーブ。あとはゴールまで走れるよ」
という声がすぐ後ろで聞こえる。
親子が追い越していく。
子どもというのは、中だるみがあっても、目的地がはっきりすれば一気に気力を回復して力がみなぎってくるようだ。
あっという間にゴールに向かって走り去った。

最後は緩斜面になってシフトアップしながらゴール。
タイムは31分28秒。
これが今後の標準記録となる。





二之瀬の奥は芝生広場のような公園になっていて、展望場所の看板のあるところからは眼下に山並みと、その向こうに街が見える。

ひとしきり春霞の景色を楽しんだ後、同じ坂を下る。
安全のため追い越し禁止。
カーブが深いので、きちんとコントロール出来ないと飛び出しの危険があるのだ。



途中で撮影ポイントを決めて、ぐるりと回りこんだ向こう側の道を下ってくるところを写してやろうとカメラを構えていたが、いつまで経っても下りてこない。
仕方なく下りていくと、一番深い陰になったところに水飲み場があって、ここで全員が集まるのを待っていたのだった。


養老の滝も、疲れた足と空腹の身には厳しい坂となる。
二之瀬を上りきったおケイさんも、ついに押し歩き。



渡月橋に自転車を停めて、ビンディングシューズで歩き、
今日も豪快になだれ落ちてくる滝を見た。
親孝行なら酒に変わるかもしれない水を口に含んで、写真撮影の後食事に向かう。

レストランを通りすぎて交差点まで下ってしまった。
ここからの上り返しは、ハンガーノック寸前の空腹状態でへとへとに疲れ果てた。

食後は時間が押してしまったこともあって、ここから直接集合場所まで戻る人、お千代保稲荷へ向かう人と分かれた。

お千代保稲荷へは緩い下りの連続。風もなく暖かで、快適なサイクリングだ。
青いジャイアンさんは正面入口の手前から駐車場側へ入る。
ヒゲオヤジさんは正面で人と待ち合わせだとか。




串かつ「てっ平」で串を揚げてもらう。
欲張ると夕食が食べれなくなると言いながら、一人2本程度頼んでいる。
1本は味噌ダレ、もう1本はソースで。
時間的に多少まばらになってきた通路も一気に10数人の派手なジャージ姿の一団が来たので賑やかになった。
みんなが写真を撮ったりしているから、店のおにいさんたちも頬を少し赤らめながらも愛想がいい。
「サイクリング協会の掲示板に写真が載るからね」
串かつに満足して、ここで解散。

しかしヒゲオヤジさんはどこにいってしまったんだろう。
正門の方へ捜しに行くと、morimo10さん、Go4さんも探している。
一緒に本殿の方へ行ってみる。
曲がり角のところで電ちゃんとおケイさんが待っていてくれた。
赤い鳥居の前に、Ohbaha4さんとヒゲオヤジさん、それに薩摩のT川さん。
懐かしい。1年ぶりの再開だ。



T川さんは鹿児島でサイクリング活動をしていて、鹿屋体育大の人たちにも協力を得ているようだ。
すごい行動力というか、交渉能力というべきか。
そうそう、「探訪あいち」の基はT川さんが提唱して始まった「県境を走ろう」を継承したものなんだとか。
まさに愛知県サイクリング協会の歴史と共に歩んできた人ですね。


同じ方向のOhbaya4さんとGo4さんと一緒に帰るということで、嫌な予感。
「フルスピードってことないよね」
「ゆっくり安全に帰るよ」
最初はそうだったかもしれない。しかし、堤防の1本道へ来たら回す、まわす。
下ハンに持ち替えて必死に付いていくも、ちぎられそう。
138タワーが見えてきたから、ここからは道に迷うことはない。
「ちぎれたらそのまま行っちゃってください」
まもなく濃尾大橋。
橋のたもとでまたT川さんと出会った。
出発前に駐車場のおじさんと話をしたりしていた分、T川さんのほうが前に進んでいた。

橋を渡ったところで3人は木曽川右岸堤防道路、私一人一宮方面へ。
これで疲れた脚をいたわりつつマイペースで走れる。
市街地はいつになく車が多かったが、一人の気楽さで臨機応変に車道・歩道を使い分けて帰った。
自走を含む120km。
足はパンパン。
シーズン初めとしては、ちょっとしたグランフォンドを走ってきたほどの感覚。

1日楽しんで走れたことに感謝しよう。
それから、誕生日祝いに派手なヘルメットを選んでプレゼントしてくれた娘にも感謝しよう。

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