花と音楽のある暮らし

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2011年5月15日日曜日

11.05.15琵琶湖一周

11.05.15琵琶湖一周

長浜、豊公園の駐車場で受付。
スーパーロングの人達は既に5時に出発したのだが、その数27名と聞いて驚いた。
先週も下見を兼ねて6人が走ったようだから、合計30名以上、実に参加者の2割がスーパーロングに向かったことになる。


コース説明の後、六まるファイターさんやS山さん、けいたろうとうさんと並んでスタートを待っているうちに、やはりスタート時の写真を撮っておきたくなった。

あっちこっちで写真を撮っていないで真面目に走って来いと言われているので、走行中は極力走ることだけに専念しようと思う。
それだけにスタート時の写真、ゴール後の写真、それと、もしロングコースに行けたら瀬田の唐橋の写真だけは押さえておきたいのだ。




「ゆっくり走ってくれたら、あとで合流するからね」と、スタート位置を離れ前に出てシャッターを切った。
安いデジカメだから動作が鈍い。まあその分膨大な枚数の写真を撮らずに済んだ。


最後尾からスタートしたが、なぜかヒゲおやじさんも後ろにいる。ごぼう抜き記録を作るつもりかな。
二人で少しずつ前を捉えていく。
湖岸を北に向かう道路はほとんど平坦で路面も良く、快適に走れる。
ただこれからの長丁場を考えると、なるべく足慣らしのつもりで、飛ばし過ぎないよう注意しなければならない。
前回は誰かのあとについていけばよかったが、最後尾からのスタートだったせいか、ちょうど良い速度で走っている人がいないので、抜いていくしかない。
ヒゲおやじさんもピッタリ付いてくる。



賤ヶ岳トンネルは事故の影響で片側通行になっている。
それはいいが、一段高くなった歩道を走るよう促される。
ただでさえ暗く圧迫感のある悪名高いトンネルだ。
ライトを照らしてトンネルに入ったつもりが点灯していない。OLIGHTのライトはリチウム電池を2個使って自慢の明るさなのだが、ちょっと電池が減ってきたかなと思うとすぐに点かなくなってしまう。
サドルバッグに予備のリチウム電池は入れてあるが、この状況で止まって電池を交換するわけにもいかない。
できるだけ真っ直ぐ前を見て、ふらつかないよう真進する。
どうしても肩に力が入って、回転も遅くなるので余計に不安定だ。
平衡感覚もおかしくなる。しかしここでふらついて転倒でもしようものなら大怪我だ。
出口の明かりを頼りに、どうにか無事に脱出した。


岩隈トンネルを越えた辺りが30km地点。
去年けいたろうとうさんと一緒に、ちょうど1時間で走ったが、少々速すぎたせいで、ここからの上りで置いて行かれたところだ。
今年のアベレージは28.5kmとなっている。
その分上りは苦にならない。

マキノ追坂峠を気持よく下って、六まるファイターさんやS山さん、Morimo10さんと合流。
しばらく牽いてもらったがコンビニに寄っていくというので、他の二人と先に進む。

琵琶湖大橋で信号で止まると、前にいた二人はそのまま左折して大橋に向かってしまった。

ロングコースはここから+40km。
ということは、あと20km南に向かって瀬田の唐橋を渡れば、あとはいやでもゴールまで辿り着くしかない。
幸い気候は暑くも寒くもなく最適。風も穏やかで、遅くならなければ向かい風になりそうもない。
一人きりだけど行ってみよう。

すると、ちょうど青信号になったときに「自転車百哩走大王」のジャージの方が前に出て、そこにつく形になった。
しばらくすると大王が、ここまでにすっかり足を使ってしまったので、ゆっくり走るから先に行けと言う。止まってそう言われれば先に行くしかない。




街中はどこも渋滞気味で走りにくい。
BIWAKO HOTELの前の信号で、渋滞した車の脇を抜けて前へ出ようとすると、アスファルトと側溝の段差にタイヤが取られ、慌ててブレーキをかけたら前輪がロックしたのか、自転車ごと放り投げられた。
ツツジの植え込みの上に落ちたので、ほとんどカスリ傷ひとつ無かったが、車の人たちをも驚かせてしまった。
大王は何くれとなく気を使ってくれたが、どこも異常はなさそうなので、先に行ってもらい、少し体をほぐしたりして休憩した。



近江大橋を過ぎ、一号線を横断したら唐橋が見えてきた。
橋の上で、ロングに向かった心意気の証として、FOCUSの記念撮影をした。


時おり風向きが変わるのか、走る方向が変わるせいか、追い風になる時があるようで、35km/hくらい出る時がある。かと思うと同じように回しているつもりでも25km/hに落ちたりしている。

もうさっきからお尻が痛い。「探訪あいち」のときは100km・150kmでも、途中で何度も休憩や昼食タイムをとるので感じないが、今は信号待ち以外は自転車から降りることもない。ダンシングを取り入れようかとも思うが、余計なことをすると足が吊りそうだ。

一度だけコンビニに寄ってトイレ休憩&水分補給。時間を節約してすぐ走りだす。
人のいないのを見計らって歌を歌ったりひとりごとを言って口を動かす。
琵琶湖の東岸は真平らで単調なのだ。黙っているとお尻の痛みばかりが気になる。
みんなどんなお尻の皮をしてるんだろう。皮というより革のようになっているのかもしれないなあ。


反対側の車線を、おそろいのジャージ姿の一団が気持よく駆けていく。カッコイイ。
そうそう、自転車は楽しいもんなんだ。元気に走らなくちゃ。

一周はいったい何キロなんだろう。182kmだと思って走っていて、サイコンが182kmになったときにゴールがまだまだ先だったら、ガックリくるだろうなあ。
185kmだと思っていれば間違いないか。
見覚えのある風景になってきた。長浜ドームも見えてきたぞ。
もうここまでくればゴールは近い。と思っていたら、右側をスーっと追い抜いていく人がいる。
上体をコンパクトにして全くブレがない。小気味良い走り方。こりゃきっとスーパーロングの人だ。

信号を左折してゴール。14時2分。
前の人は14時1分。スーパーロング第1位の人だった。240km走ってこの余裕。
でもまあ、こういうスーパーマンと自分を比べてみたところでしょうがない。

さて、他の人達はどうだったのかな。
ピナレロ大矢さん、ショートにしちゃったの。でもさすがに速いね。一木さんと同タイムか。
五島さんや久保さんは更に上位にいるのか。時速29km、走行時Aveは32~33km/h位だろうか。

ロングの方では、今朝準備中にちょっと話をさせてもらった花木さんが4着で12時33分。今日のブログが楽しみだ。
河西さんが12時50分の7位。そのあと8位に笹野さん。
佐藤さんと高村さんはずっと一緒だったんだ。


スーパーロングではシマウマ男さん、Tokonameさん、yasuさんが順当に上位にいる。
北條さんはまだ完全復帰とはいかなかったようだが、それでもこれだけ走った後でもすごく元気だ。まもなく復活だな。






こうして走り終えた後も、お菓子や飲み物をいただきながら、スタッフの人達や参加者といろんな話ができるのもいいもんだ。
「山田さん」と話しかけてきてくれた若い人に、まだ「インストラクター」と入らない名刺を渡した。

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